曹洞宗龍巣院は、その開創者である太素省淳禅師様が開かれた
寺である。太素様は、始めに川僧慧済禅師の門に入り後逆翁禅
師につき修行を積み後 宗田禅師より、法を許され文明14年
郷里梅山に帰り、寺を建てる所を求めたれば、夜毎龍神、枕辺
に現れ「我が住居を寄進す。寺を建てたれば我守護神となり長
く寺を守護するであろう」と禅師様翌日その場に来て見れば池
水ことごとく干上り道自ら通ずと時に白髪の老人現れ来たり、
「我この長岡に住する稲荷なり龍神の志をつぎ我道案内せん」
とて現在の場所に来る土木三年山をけずり谷をうめ寺を建て山
を示すに長嶽とし寺を示す龍巣となすと。次来天正3年武田勝
頼により焼かれ寛永8年山火事にて焼失せるも再建され500
年の伝統をもつ古刹である。
猶太素禅師は森町大洞院の未寺一雲斉三世川僧禅師その弟子逆
翁禅師知多郡乾坤院第2世であり宗田禅師は乾坤三世である人
の弟子となったのである。


 
 

 

 




 
 
 
 
 
お釈迦様より伝来の仏
法の真随である禅の精
進にもとづいて清く正
しく仏心にめざめた生
活をし、悔のない人生
を過すことを
宗旨とする。